建築について
教会建築臨時総会(2016/12/11)公告掲示、建築業者との設計契約(2017/1/10)、間取りなどの打ち合わせ(2017/1/31~)、本体工事請負契約、教区(3月13日)教団(3月30日)承認を頂き、宗教法人法第23条の手続き、イースター礼拝(4月16日)後に現会堂の解体工事(4月24日以後)、仮会堂への移転(4月10日ー4月23日)・新会堂の建築を進められ、12月24日にクリスマス礼拝をささげました。 教会建築は教会に連なるすべての人々が今ある課題や取組に関心と祈りを深め、教会の未来における福音のはたらきに希望と願いをもって、計画から建築に及ぶ工程に参与するところに意義があります。教会建築は思想であり、文化でもあります。南町田教会はこれまで、地域の人々の心情や風土に根差し教育と福祉のはたらきを進めてきました。特にこども英語無償の教育においては教会学校のはたらきを中心に子どもたちの魂の癒しと成長の育みを小さなところから始め展開しました。キリスト者ではない地域の子どもたちへ、礼拝と学びを通した交わりそして行事への取り組みや施しを継続的に実践し子どもたちのみならずそのご家族に、教会に足を運ぶ心と信頼を広めています。南町田教会は現状の建物の中で環境を精一杯活用し、枝々のはたらきを組織的にまた活発に展開してきました。特に主日の活動はヨハンナ会、宣教委員会、婦人会、壮年会、青年会、CS教師会、部会リーダー会議など、多岐にわたります。其々の活動は現状の振り返りと未来への取り組みを繰り返し、小さな改革を積み重ねながら前進しています。中でもヨナンナ会の讃美歌練習や宣教委員会のコーヒーコーナーは礼拝後の教会員の交わりにおいて要となっていますが、空間が礼拝堂のみである現環境においては多様性のある動きができにくい状態にあります。また食事をする空間が礼拝堂でしかない状況も課題であり、礼拝を献げる空間とは場所を分けて考え、きちんとその空間を備える必要があります。 建築委員会では、教会の未来に求められる空間については最大限の確保を、費用については前もって準備をするという二つの点で、設計と建築会社の選定において慎重且つ十分に時間を注ぎ備えました。建築費用は2008年隣接地購入から建築計画が始まり、2017年12月教会建築の完成に土地約7000万円、建物に約5000万円になります。必要費用の内、信徒の建築献金と黄牧師の指定献金という形で土地購入403万円、建物建築1000万円の献金と退職金500万円の借入をし、合わせて1,903万円を負担し、建築をしました。 南町田教会は教会学校・宣教委員会・教育指定献金・教会員を中心に準備を行い、他の教会員の負担とならないよう、また日本基督教団・教区・他教会に献金のお願いをすることなく進めることのできる道を開くことができました。
(建築についての臨時総会において新会堂の建築が承認された際に建築委員会よってまとめられた記録より。2017年)
(建築についての臨時総会において新会堂の建築が承認された際に建築委員会よってまとめられた記録より。2017年)