2019年度活動計画
* 牧会方向
主題聖句
こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき、ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。
エフェソの信徒への手紙4章 12-13節
*牧会計画Pastoral Plan
主題 Being a church and Doing a church
神のものとして「存在」し、神のものとして「実行」する。
「遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。『良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか』と書いてあるとおりです。」 ローマの信徒への手紙 10章 15節
神の愛と御子イエスの愛に生き、愛の中で幸いな人生を行う。
南町田教会の福音の二重の掟は、神への愛・隣人への愛である。その愛は、教会と世界(学校伝道・こども110当番の家・みぎわホーム)で表される。
それは、「開かれた教会」、「信徒中心の教会」、「福音宣教」というスローガンと言いかえることができる。
これは、ヴィジョンであり、課題である。南町田教会はその課題と様々な形で取り組んでいく。
目標
キリストに(To Christ) : わたしたちはイエス・キリストについて証する。
「キリストにある自分」がどれほど豊かな存在であるのか、キリストの福音を伝えることは、教会の本性に深く根ざしたもっとも特有の恵みであり、召命であり、教会はまさに福音をのべ伝えるために存在であることをキリストにある教会を証しする。
聖霊が教会の宣教活動を導き、福音を告げ知らせるための時と場所と手段を示してくださる。
教会の集いの働き(Called out movement) :教会員が集まるに励む練習。主日礼拝、様々な教会のプログラムに教会員が積極的な参加する。
キリストにおいて(In Christ):人格的な信仰生活
「わたしたちが皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長する」エフェソの信徒への手紙』、4:13)
人格の成長を支える確かな土台は,イエス・キリストにおいてその教えを生活の中心とすることによって築かれる。信仰と人格の間には,密接な関係がある。神の戒めに従う力を信じる信仰は,必要に迫られたときに役立つ人格的な強さを築いてくれる。
キリストのために(For Christ) 主日礼拝 祈祷会 共に祈る信仰の同伴者
伝道の働き(Called into movement) :みぎわホーム 英語子供礼拝と学び
教会員は世にイエス・キリストをのべ伝え、聖霊に満たされた証人となり、すべての国民を弟子とするよう招かれている(マタイ28・19以下)。
キリストの体を立てることを目的とする。
成熟の働き(Called up movement) :壮年会 婦人会 青年会 ヨハンナ会 教会学校
互いにより成熟したキリスト者になり、互いに信仰を励まし、互いに信仰を立てる教会共同体
実践事項
教会員と隣人にキリストの愛を伝える(施す)信仰共同体にする。
「そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」マタイによる福音書5章 16節
この地に神の国を語ることで、町を豊かにし、キリストにおける希望の共同体にする。
義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。マタイ福音書5章 10節
「教会が一種の『異邦人の中庭』を設けなければならないと思います。そこでは人々がある意味で神とかかわることができます。この神を知らず、教会が内的生活によって礼拝するその神秘に近づくことができなくても。現代において、諸宗教対話だけでなく、宗教と疎遠となり、神を知らないにもかかわらず、単なる神々では満足できず、たとえ知られざるかたであっても、神に近づきたいと望む人々と対話しなければなりません」教皇ベネディクト十六世は同じ『異邦人の中庭』というメッセージを『2010年「世界広報の日」メッセージ』として語った。
教会員とみぎわホームがイエス・キリストの無償の愛を備え、成熟した共同体にする。
「ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。」
エフェソの信徒への手紙4章 13節
青年育成
そこで、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。
だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」
マタイ福音書9章 37-38節
こどもの信仰教育
「若者を歩むべき道の初めに教育せよ。年老いてもそこからそれることがないであろう。」
箴言22章6節
具体的活動
「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わたしのために身を献げられた神の子に対する信仰によるものです。」
ガラテヤの信徒への手紙/ 02章 20節
役員会:各部会は教会 共同体の運営に欠かせない役割を分担し、教職と信徒の協力によって教会の具体的な施策を実行する。各種行事(クリスマス,復活祭,敬老の集い等)を企画・準備する。教会の諸活動のために必要な奉仕を信徒に示し、信徒の賜物に応じて奉仕を引き出し、また、新しい賜物を開発する。役員は、御言葉の礼拝と伝道を押し立てつつ、愛の働きと、霊的の交わりをも、教会の働き全体の中に位置づけ、それら全体が偏りなく、相互に助け合って、円滑に行われるために奉仕する。
教会会計:年の予算、決算においては、単なる集計に終わらず、そこに表れた一年の教会活動の実態を振り返って、役員としての活動する
委員会の形成:礼拝・伝道・教育・オルガン委員会・CS(長内教師 英語子供礼拝)を活性化し、「公の礼拝」(Corporate Worship) (主日礼拝 こども礼拝 木曜日祈祷会 みぎわホーム朝礼拝 上溝家庭集会 教会暦礼拝(Liturgical Year or Christian Year) 受難日礼拝 復活日礼拝 クリスマス礼拝 特別礼拝 聖餐式 苦難週 新年礼拝 創立42周年礼拝 収穫感謝礼拝を互いに協力する。高齢者・病者訪問する。
祈祷会:「あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神 、主を愛しなさい。」(申命記6章5節)を持って次のように祈る。「だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」(マタイによる福音書6章6節)群と個の祈りを恵みと平和の中ですすめる。
社会活動委員会;福祉(貧しい者の援助のための募金を集める慈善募金 ふさわしいボランティア活動 救援活動 婦人会との協力で食事の分配の奉仕)、医療、その他、愛の働きのために必要な知識が、教会内に豊かに蓄えられ、活用されるように働く。
宣教委員会(コーヒーコーナー):長内教師 引き続き、第2礼拝終了後、第3礼拝(国際礼拝)開始前に、信徒の交流も目的としたコーヒー販売。教会と社会に寄付。
みぎわホームの朝礼拝:黄牧師 西田牧師 長内教師 伊藤秀雄兄 伊藤由紀姉
朝礼拝:貴重なHealing Space(癒しの空間) である
言語教育・美術教育・音楽礼拝をケアの礼拝としてささげる。
ウェルビング(Well-being)とヒーリング(Healing)ある施設としての祈りをささげる。
そして、高齢者の方がウェル-エイジング(Well-aging)、美しく歳を重ねて行くため、朝8時10分頃に音響担当者、楽譜、椅子担当者と訪問し、8時30分―50分まで神に黙想・讃美・祈り・聖書朗読、説教・祈りの順番で一日を始める。
認知症のリアリティオリエンテーションを礼拝の中で行う。
朝礼拝に参加する方の中で認知症の高齢者が多い。認知症の高齢者は、思考能力は衰えても、感情は残っている。自分がどこにいるかわからないから不安だとか、知らない人に触られて恐いという感情はある。だからこそ心のケアが必要である。
音楽は感情に響いてよみがえらせる力がある。讃美歌の音楽療法では歌を楽しみながら、見当識改善、口腔機能の強化、長期記憶の刺激や身体機能の維持改善、心身の活性化など様々な効果が期待できます。
説教は魂・肉のケアの内容をしている。
認知症の特徴は何と言っても記憶障害ですから、できるだけ脳を使って脳が活動停止にならないようにすることである。
場所や時間、季節などに関連したワードを説教に織り交ぜ、「現在情報」を違和感なく与えることで、見当識を訓練していくものである。礼拝において確実に認知症の進度が止まる、或いは症状の改善が見られる。
短い1節―2節の聖書を、声を合わせて読み、その教えを黙想し、印象に残る言葉を暗記するのである。
実に、聖書の言葉を暗唱することは記憶力の維持、また強化に繋がる。認知症の予防に一役買っていると言うことができる。礼拝においてクライエント(入所者)とセラピスト(説教者)の相互作用の中で認知症高齢者は自己肯定感を高め,なじみのない讃美歌を歌うことも治療になることもあり得る。新しい讃美歌と聖書の暗誦と音読、声を出しての歌う。
音楽と癒しの時:西田牧師 西田紀子姉(音楽療法士)
音楽療法は音楽を聴いたり唄うことで脳の活性化や心身に安定をもたらすリハビリの一種である。また、発達障害や精神の症状に悩む人が、障害の改善や生活の質の向上を目指して行われる治療法の1つである。音楽は「記憶の扉を開けるカギ」とも言われており、子どものときに歌った唱歌や若いころに流行した曲を選ぶと、回想法と同様に昔のことを思い出して、さらに脳を活性化させる効果も期待できる。西田紀子姉が認知症患者の年齢や好みに合わせた曲を選び、認知症の進行具合に合わせて歌や踊りを取り混ぜた讃美歌と音楽を用意する。
看取り:黄牧師 西田牧師 長内教師 伊藤秀雄兄
人間の生と死の間に、高齢者の方の「看取り」がある。美しい死の中にこそ未来があり、真の生がある。ことを伝える。礼拝後、入居者に訪問し、聖書と祈りの時を持つ。